◆ ブルターニュ地方 ◆
フランス北西部に位置するブルタ‐ニュ地方は、英仏海峡と大西洋に突き出た半島です。この地は豊かな自然と独自の文化をもつことで知られています。エメラルドの海岸、ピンクの花崗岩の海岸など美しいビ‐チ、険しくそびえ立つ断崖が連なる海岸線。また内陸部には伝説の森と湖、風車跡のある田園風景、壮麗な城など、素晴らしい景観が訪れる人々を魅了しています。 牡蠣や帆立、オマ‐ル海老をはじめ実に多様な海産物、加塩のバタ‐や、子羊肉、りんご酒等の産地であり、蕎麦粉を使ったクレ‐プ(ガレット)も名物料理です。 多くのフランス人がラテン民族であることとは異なり、ブルタ‐ニュの人々(ブルトン)は、ケルト民族を祖先としています。言語も文化も長い間独自のものを保ってきました。堅牢な建造物を次々に造ったロ‐マ人や、組織づくりに長けていたゲルマンの人々に対して、先住のケルト人たちは、自由な気風を持ち、自然を畏れ神秘的なものを敬い続けた民族であったと言われています。
◆ キブロン ◆
キブロンは海に15kmほど細長く突き出た半島の先端にある小さな街です。白い砂浜と紺碧の海を楽しむ夏のリゾートとして人気が高い街。内陸から半島の先端に向かう途中、土地が極端に狭くなり、一本道の両側まで海が迫っている感じを受けます。
☆ ブルターニュ地方でゲランドの塩田視察 ☆
【ゲランドの塩】
セル・ド・ゲランド ゲランド地方の自然保護区域に広がる塩田で、古くから伝わる製塩法を用いて作られる自然海塩。ミネラル分が多く、精製加工したり添加物を加えないため色はグレーに近い。太陽と風だけで自然に結晶化し、塩本来の旨味や栄養分がそのまま残っている。フランスをはじめ各国のシェフにも愛用者が多い。
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